家族団らんの思い出、たまる家 / 第1話

D様邸:居住地:鹿児島市・6人家族(長男・長女・次男・三男)

鹿児島の閑静な住宅街の角を曲がると、周辺の建物とはまったく違った雰囲気を持つ南欧風の建物が見えてきた。

白い外壁が太陽の光を浴びて清々しさを感じさせる。鹿児島の住宅街にいることを忘れさせてくれそうなその建物は、白い外壁のデザインにマッチングしたお洒落な木製の玄関ドアが印象的で、家の中での賑やかなな家族団欒の笑い声が聞こえてきそうで、とても和やかな気分にさせてくれる。

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この南欧風に住む家族は6人家族の堂園家だ。

小学校・中学校へも近隣にあり、子供の高校進学後のことも考えられたJRやバスへのアクセスも良好な立地でに建つ。

堂園家がこの南欧風の家で暮らし始めたのが2014年8月。

それまでは鹿児島市内の間取り3DKの賃貸マンションに家族6人で暮らしていた。思春期に差し掛かる子供たちのことや、今後の子育てのことを考えると、マイホームを建て地域に根ざすという選択に自ずとなった。

夫妻は忙しい日常の合間に様々なモデルハウスを見て回る日々が始まった。

堂園夫婦が足を運んだモデルハウスは50棟を超えるという。人生で大きな、それもおおよそが経験のないマイホームという買い物。妥協はしたくなかった。精力的にモデルハウスを見て回っては、とにかく自分たちに足りないと思えた知識を学ぶ日々を過ごす。

dozono01休みのたびにモデルハウスを見て回る日々の中、ひとつの現実に直面することになる。それは、「家(建物)を選ぶか、立地(土地)選ぶか」ということである。

立地は申し分なくても、家に関しては妥協しなくてはならないのか?
また、逆に家は申し分なくても、土地は妥協しなくてはならないのか?

これは、マイホームを計画する者は誰しも直面する現実であると言われれいる。

その中で夫妻は多くのモデルハウスを見る中で培われた知識に照らし合わせて、妥協するポイントに優先順位をつけその中で条件を満たした家を選んだ。

子育ての環境にとってとても重要だと感じたからこそ、立地を優先したのだ。

そのプロセスの中で、契約を急ごうとする住宅メーカー営業のシステマチック(機械的)な対応に違和感を感じながらも。(つづく)

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