住宅ローンの年数が40年や、50年など返済期間を長くするタイプが最近増えてきていますが、どんなメリットがあるか書いていきます。
住宅ローンを40〜50年などの長期間借りるメリットは以下のとおりです。
- 毎月の返済額が減る
- 若い世代もローンを組みやすい
- 住宅ローンの審査に通りやすい
上記のメリットをそれぞれ解説します。
①毎月の返済額を抑えられる
住宅ローンを長期間借りる1つ目のメリットは、毎月の返済額を抑えられることです。
例えば、5000万円を年率1.480%で借りた場合の毎月の返済額を、返済期間別に比較してみましょう。
毎月の返済額
20年24.1 万円
35年15.3万円
50年11.8 万円
以上の結果、返済期間が長いほど毎月の返済額が少なくなることがわかります。
返済期間が長くなると家計への負担が減るため、一時的な収入減や支出の増加に対応しやすくなります。そのため、収支計画に多少の不確定要素がある場合でも、安心して住宅ローンを組むことが可能です。
②若い世代もローンを組みやすくなる
住宅ローンを長期間借りる2つ目のメリットは、若い世代もローンを組みやすくなることです。
若い世代の場合は収入が少なく、毎月の返済が重い負担になる可能性があります。しかし、返済期間が長期になれば毎月の返済額が減るため、無理なく住宅ローンの返済が可能です。
若いうちは結婚や出産などの不確定要素も多いですが、金利引継特約のあるフラット50を活用すれば、いざという時の住み替えもしやすくなります。
③住宅ローンの審査に通りやすくなる
住宅ローンを長期間借りる3つ目のメリットは、住宅ローンの審査に通りやすくなることです。
住宅ローンでは審査の際に返済負担率が考慮されます。返済負担率とは年収に対する年間の返済額の割合です。計算方法は以下のとおりです。
年間の返済額÷額面年収×100
無理なく返せる借入額の目安は手取りの20~25%といわれ、比率が高くなるほど審査に通りづらくなります。
返済期間が長くなると毎月の返済額が減るため、返済負担率が小さくなります。そのため、返済期間が短いケースと比べて審査に通りやすくなるのです。
以上が簡単なメリットになります!
また長く借りるデメリットもあるので、住宅ローンを組まれる際はぜひご相談下さいませ!