みなさん、こんにちは。GWもあっという間に過ぎ去り、いよいよ梅雨に入ろうとしています。私はじめじめした時期は気分がふさぎがちになってしまいますが、いい気分転換方法などがあればぜひ教えてください( ..)φ…
さて今回は、住宅ローンについてお話ししたいと思います。住宅は土地や建物などの不動産に属するものです。これらは販売価格が高く、貯金などの資金だけで購入費用をまかなうことは難しい場合が大半です。そこで、金融機関から購入資金の借り入れを行うことができます。住宅ローンは、住宅購入を目的とした金融サービスです。
住宅ローンで借り入れた資金は当然ながら返す必要があり、返済方法には種類があります。どのような方法を取るかで、その後の返済額に影響が出てきます。
住宅ローンにはもちろん金利が発生し、この金利の種類には、固定金利期間選択型、変動金利型、全期間固定型の3タイプがあります。この金利種類の選択で将来の返済額が大きく変わる可能性があります。
<固定金利期間選択型>と<変動金利型>のように変動型のメリットは金利相場が低い時には低い金利で返済していくため、返済利息を抑えることができます。デメリットとしては、金利相場が上昇すると、返済金利見直しが入り、返済額が上がるため、金利変動の影響を受けやすいという点です。
国土交通省の平成28年度の統計では新しく住宅購入をする人の55%を超える人たちが変動金利型を選択しているそうです。今の日本の長く続く不況下での超低金利時代を反映していると言えます。余談ですが、今からおよそ30年前バブル期の住宅ローンの金利は7~8%程だったそうです...スゴイ金利ですね(;’∀’)
<全期間固定金利型>のメリットは金利が変動しないため、支払い総額が変わらない点です。将来の資金計画が立てやすいという意見から人気が上がってきているようです。一方でデメリットは低金利時代でも変動型と比べ、高い金利を支払わなければならない点です。一定額の返済に固定し、将来の金利上昇の変動リスクを避けたいという人に向いていると言えます。
このように金利のタイプによってメリットとデメリットがあるため、自分にはどのタイプが適しているのか借入金額、借入期間、今後の収入、資金計画などから慎重に検討する必要があります。変動金利と固定金利で返済シミュレーションをライフプランニングに落としこんで比較し、自分に合った返済計画を検討してみるのもいいかもしれません。
また、この住宅ローンにはマイホームを購入する私たちを力強くバックアップしてくれる仕組みもあります。
まず、「団体信用生命保険」です。「だんしん」というフレーズを耳にされる方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンを利用の際、民間の銀行などでは必ず加入を求められるもので、加入者に万が一の事があった場合には、この「だんしん」からローンの残金が支払われます。よって、残された家族はこれからの住宅ローンの支払いを心配することなく、今まで通り持家で暮らすことができます。
そして、この保障される「万が一の場合」。以前は「死亡・高度障害状態」だけのものが大半でしたが、今はガンや脳卒中、心筋梗塞などの大病、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病、働けない体になってしまった時など、私たちを取り巻くさまざまなリスクに対応できるようになっています。すなわち住宅ローンを利用し、住宅購入をすることで、生命保険の必要保障額の一部をまかなうことができるということです。住宅購入の際には加入中の生命保険のチェックをして、ムダを省くことも重要です。
次に、「住宅ローン控除」です。住宅ローンを利用して住宅購入をした人に対して、所得税や住民税が10年間に渡って軽減される制度で、一般的に、住宅ローンの年末残高の1%を所得税から引くことができるというものです。(控除額に上限有り)
例えば、ローンの年末の残高が2500万円とすると 2500万円×1%=25万円 が支払った所得税から還ってくるという事です。もし、所得税から還付しきれなかった金額(所得税<還付金額)は翌年の住民税の減額になるため、非常に大きな節税効果を得ることができます。ただし、税制は年度ごとに変わったり、何年間に渡る時限措置だったりするので、これもシミュレーションにてどのくらいの減税があるのか確認してください。
他にも住宅ローン利用への追い風になってくれる助成制度などもあります。自分たちに合った住宅ローン選びとお得な情報を駆使して、失敗のない住宅購入を実現しましょう。
今回はちょっとボリュームが大きくなってしまいましたが、最後までお読み下さり、ありがとうございました。次回更新は6月1日を予定しております。
それでは。