使うエネルギーを減らし、太陽光発電システムなどでエネルギーをつくる、最終的にエネルギー収支をゼロ、またはプラスにする住まい『ZEH』。この『ZEH』基準、なぜつくられたのでしょうか?
きっかけは「パリ協定」
2015年に結ばれた「パリ協定」、これが『ZEH』基準を設けたきっかけといわれています。パリ協定とは、地球温暖化を抑制する基準を定めた国際的な協定になります。
このパリ協定において、日本には大幅な二酸化炭素排出量の削減目標(2030年までに2013年と比較して▲26%)が記されました。目標を達成しなければ、国際的な信用がなくなってしまいます。
パリ協定で記された目標を達成するため、いろいろな対策がとられていますが、家庭で使われている電気量も抑えることができれば、二酸化炭素排出量が抑制され、地球温暖化を防ぐことができると国は考えたわけです。
- 2020年までに新築の50%以上を『ZEH』にする。
- 2030年までに新築の100%を『ZEH』にする。
これが国が決めた目標になります。
なぜ『ZEH』基準がつくられたか? それはざっくりいうと「地球温暖化防止のため」ということになります。
via:イエノウ