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たまるログ

インテリア 時代スタイル編

スタッフブログ

前回地域のスタイルで少し書かせて頂いたので今回は時代にスポットを当てたスタイルについて書きたいと思います。

①ロココ調(18世紀ころ)

ロココインテリア

ロココ調とは、先に流行していたバロックに続くフランス宮廷発祥の美術様式。豪壮・華麗なバロックに対し、ロココは優美・繊細と言われます。とはいえ、ロココはバロックの一種ともとらえられているので、両者に明確な区別がなされているわけではありません。

優雅な曲線、リボンや花、貝柄のモチーフを特徴とし、装飾的で軽妙でメルヘンチック。女性に人気のあるスタイルです。さきほどのシノワズリは、ロココの頃に人気が沸騰しました。ロココと中国風のミックスがシノワズリです。

②ヴィクトリアン調(18世紀~19世紀)

ヴィクトリアンスタイル

ヴィクトリアン調は、ヴィクトリア女王(在位1837~1901年)時代の美術様式です。産業革命が起こり、世界の工場として君臨したイギリスの隆盛を誇るようなスタイル。

ロココ調は宮廷で流行したスタイルですが、ヴィクトリアン調は産業革命で生まれた富裕層に広まりました。豪華で非対称の外観、精巧で装飾的デザインが特徴です。

③ゴシックスタイル

ゴシックスタイル

12世紀後半から15世紀にかけての北西ヨーロッパの美術様式であるゴシックスタイル。現在、ファッションやインテリアで用いられる「ゴシックスタイル」は意味合いが違い、ゴシックロックなどの音楽に影響を受けたものです。不健全や反道徳性、反体制的でハードなイメージを持ちます。

さらに、日本のゴシックは欧米とはまた違う方向に変化しました。欧米のハードなゴシックスタイルとは異なり、中世をイメージさせるロマンティックなものに。日本のゴシックは、黒を基調にレースやフリルなどを多用するインテリアスタイルです。

④モダンスタイル(1920年~)

モダンスタイル

装飾的なバロック・ロココ調への反発から、時代はクラシックへ回帰。ネオクラシック(新古典主義)へ。さらに、アールヌーボー・アールデコという過渡期を経て、美術様式はシンプルさを追求したモダニズムに突入します。

工業化により、建築やインテリアにガラスや金属などの素材を利用することが可能になり、大量生産大量消費により時代はシンプルで機能的なデザインを求め始めます。

⑩ミッドセンチュリースタイル(1940年~60年代)

ミッドセンチュリースタイル

20世紀中盤(1940年~60年代)にアメリカで流行したのが、ミッドセンチュリースタイルです。当時のインダストリアルデザイナー、イームズのシェルチェアなどを配置するとミッドセンチュリースタイルらしくなりますね。

北欧デザインの名作、ヤコブセンのエッグチェア、ウェグナーのYチェアなどの誕生はこのころ。北欧スタイルはミッドセンチュリースタイルと相性がよいのです。

今回時代にスポットを当て紹介しましたがこちらは皆様いかがでしたか?

まだ紹介したいスタイルは沢山あるので次の機会に書いて行きたいと思います。

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