債務整理とは、借金を減らしたり、支払いに猶予を持たせたりすることで、借金の悩みを解決できる手続です。
ここでの借金には、キャッシングやクレジットカードの利用、住宅や車などのローンも含まれます。
債務整理には、借金を抱え続ける生活から救われて、お金の悩みを解決できるなどプラスな効果がある反面、デメリットも存在します。
任意整理
- 裁判所を通さずに債権者(お金を貸している側)と交渉できる
- 弁護士が債務者の代理となって話合いを進めるケースが多い
- 目的は利息カットや返済期日の延期などが多い
- 債務者が生活を立て直せるような将来性のある返済プランを目指す
自己破産
- 裁判所で債務を免除してもらうための手続き
- 免責が認められると税金など一定の費目以外の全ての債務を負う必要がなくなる
- 財産の一部は失うものの、その後の収入は自分のものとして自由に使うことが可能
個人再生
- 裁判所を介して債務の減額や返済期間の長期化をしてもらうための手続
- 減額後の借金は原則で3年以内に返済することが定められている
- 5分の1ほどに減額されることが多く、特別な事情がある際には最長5年の期限になる
特定調停
- 簡易裁判所の仲介を経て、債権者と債務者が話し合いをすること
- 基本的には債務者本人が書類や手続の準備を行う
の4種類あります。
債務整理をする際は自分のライフプランにあったものを選び、慎重に行いましょう。